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会社経営 Archive

合理主義と人間主義

金持ち.jpg
 

最近読んだ本に、経営者は合理主義と人間主義の
両刀づかいである必要があると書かれていた。
業務改革を行うにあたって、合理主義に徹した業務改革では
会社は良くならず、意識改革が必要であり、
この意識改革は人間主義に基づくものでなければならない。
人間主義とは、従業員をアタマ数として捉えるのではなく、
人間の集まりとして捉え、やる気や意欲に注意深く目を向けることである。
従業員にとって、働き甲斐とは何か、どうすれば仕事に意欲がわくのか、
やる気を引き出す方法は何かと、深く掘り下げて考えることである。
そこから導き出される答えが、意識改革を進め、
会社全体の活力に繋がるのである。

実は、当社も今年度はこれまでの個人プレーの集まりではなく、
組織だって”会社らしく”仕事進めれるように
組織改革、業務改革を行っている。
その際、期初に小生がスタッフにお願いしたことがまさに意識改革だった。
「選択と集中」「CHANGE」の二つをスローガンとして掲げた。
このCHANGEは、お気づきのとおりオバマ大統領のスローガンのパクリだが、
当社にとっては、会社が変わる必要がある、
スタッフ一人一人が意識を変える必要があるという意味で使った。
会社が業務改革や組織体制を改革してゆくに伴い、
スタッフ自らも自主的に意識を変えてもらいたいと考えたからだ。

しかし、この本の言葉から思うことは、
スタッフに意識改革をお願いするにはまず自らが意識改革を
行わなければならないということだ。
社長である自分自身の意識を変えないと、
マネージャーの意識改革も出来ないし、
マネージャーが意識改革を行わないと、
その下で働くスタッフの意識改革も出来ない。
ところが、これがなかなか難しい。
当社は小生自らがプレイヤーとして、
営業から提案、企画、設計、プロジェクト管理まで全て行い
マネージャーやスタッフも同じやり方で事業を進めてきた。
しかし、近年はプレイヤーではなく、
経営やマネジメントといった社長本来の役割を求められている。
未だ日々試行錯誤の状態だが、先輩経営者を含めいろいろな方のご指導を
仰ぎながら、自分自身の意識改革を達成したいと思う。

もうちょっとの心

今、元シャープの社長(現会長)の町田氏が書かれた
オンリーワンは創意である」という本を読んでいる。
この町田氏は、AQUOSや亀山モデルという液晶テレビを
世界有数のブランドに育て上げた人で、社長になった際に、
世界のテレビを全て液晶に変えるという壮大なビジョンを立て、
それを見事に実現した。

その町田氏の座右の銘が「もうちょっとの心」だそうだ。
彼は入社式で必ず次のような話をする。
「優秀な君たちは、今は同じレベルにあるが、五年目くらいから差がつき始めて、
十年後には決定的な差が出ます。この差はなんでしょうか。
先頭に立つ人間というのは、必ず他人よりもほんのわずかずつでも
継続して頑張ったからなのです。」
ライバル会社も、隣の部門も、同期で入社した同僚も、
誰もが同じように努力を重ね、同じように頑張っている。
その中で現状に満足しない気持ち、すなわち「もうちょっとの心」をもって
事にあたれば成果が差となってあらわれてくる。
会社は、社員一人一人の「もうちょっとの心」で進化してゆくものだ。
人間とは弱いもので、見られていなければつい怠けてしまう。
しかし、誰もがぎりぎりのところで勝負をしている中、
見えないところで少しでも手を抜けば、絶対に負ける。
ちょっとした努力の差が勝敗を決める。

会社は常に進化して行かなければならず、これで良いと思った瞬間に
衰退の道に進んでしまう。少しづつでも背伸びをしながら伸びてゆかなければならない。
会社経営にとっても、この「もうちょっとの心」は非常に大切だと思う。

ちなみに、町田氏には二つの座右の銘があり、
もう一つは「好奇心こそエネルギー」という言葉だ。
好奇心があれば、柔軟な頭であらゆることに興味が持て、
限りない探究心と情熱を持ちつつ仕事に取り組むことができる。
彼は社員に向かっていつも、「多能工になれ」と言っている。
そして、「I型人間ではなく、T型人間になれ」と説いている。
自分の得意分野や、興味のあることだけを追求するのが「I型人間」。
専門分野を極めることはもちろん、それに加えて、
幅広い知識やスキルがみについたのが「T型人間」だ。
さまざまな分野の技術を融合させなければ、独創的な製品はできない。
シャープの社員には、どんな場面にでも対応できる能力が要求される。
この「T型人間」になるためにも、好奇心が必要なのだ。
また、リーダーに要求される大切な資質は、
予見力」「構想力」「実行力」の三つで、中でも最も重要な資質が「予見力」だと彼は言う。
先を読む力がないと、事業化する「構想」は生まれないし、「実行」に移すこともできない。
好奇心は「T型人間」を作り、やがて「予見力」が備わってくる。
人間をT型にして、アンテナを張り巡らせていなければ「予見」は不可能だ。

この二つの座右の銘は結局同じことを言っているように思う。
「もうちょっとの心」が無ければ「T型人間」になれないし、好奇心が無ければ、
「もうちょっとの心」も生まれてこない。 

社会人の意味

最近50万部以上売れている本に、羹尚中の「悩む力」がある。
その本の中に、"何のために「働く」のか"という章があり、
そこに、次のような内容が書かれていた。

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「人が働く」という行為の一番底にあるものは、
「社会の中で、自分の存在を認められる」ということです。
社会というのは、基本的には見知らぬもの同士が集まっている集合体であり、
だから、そこで生きるためには、他者から何らかの形で仲間として
承認される必要があります。
そのための手段が、働くといことなのです。
働くということによって初めて「そこにいていい」という承認が与えられる。
働くことを「社会に出る」と言い、働いている人のことを「社会人」と称しますが、
それはそういう意味なのです。「一人前になる」とはそうい意味なのです。
社会の中での人間同士のつながりは、深い友情関係や恋人関係、
家族関係などとは違った面があります。
もちろん、社会の中でのつながりも「相互承認」の関係には違いないのですが、
この場合、私は「アテンション(ねぎらいのまなざしを向けること)」というような表現が
一番近いのではないかと思います。
ですから、私は「人は働かなければならないのか」という問いの答えは、
「他者からのアテンション」そして「他者へのアテンション」だと言いたいと思います。
それを抜きにして、働くことの意味はありえないと思います。
その仕事が彼にとってやり甲斐のあるものなのかとか、
彼の夢を実現するものなのかといったことは次の段階です。
そして、もう一つ言えば、このアテンションという「承認のまなざし」は
家族ではなく、社会的な他者から与えられる必要があるのだろうと思います。

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小生には、これは単に「働く」意義を語っているだけでなく、
「人として生きる」意義と同じことのように思う。
昔、小生も人は何のために生きているのかということについて真剣に考えたことがある。
ちょうど、20歳から30歳になる時期だった。
当時、小生は大手コンピュータメーカーでそれなりの仕事をさせてもらっていたが、
どうもそこが自分の居場所では無いような気がしてずっと悩んでいた。
社外の友人はどんどん独立したり、自分の夢のために転職したりしている時期で、
小生だけが取り残されているという焦燥感と、
30歳を目前にして、自分のやりたいことが見つかっていないことへの不安で
日々悶々として暮らしていた。
そうした、空虚な気持ちから人生の意味、生きる意味を考えるようになった次第だ。
過去の偉人の伝記や、哲学的な本にも救いをもとめて読み漁った。
そうした中で自分が一番納得できたのが、仏教の本だった。
仏教の教えの中に、"人は自分で生きているのではなく、
人は他の人によって生かされている"という趣旨の言葉がある。
自分の力だけで生きていると思っているうちは、まだまだ半人前で、
いろいろな人の力によって生かされていると認識しなければならない。
周知の通り、今目の前に見えている世界は、人の脳が作り出したもので
実際に目の前に存在するかどうかを証明するすべは無い。
従って、つきつめて言えば自分自身がそこに存在しているかどうかさえ証明できない。
自分の存在を確かめられる唯一の手段は、自分に接している他人によってである。
その他人ですら、自分の脳が作り出した虚像かもしれないが、
少なくとも、自分の行動によって他人が反応し、かつその反応が自分の思い通りに
ならないことによって、自分も生きているような感覚を持てる。
すなわち、他人は自分の存在を証明してくれる鏡なのだ。
それが、羹さんの言うところの「アテンション」なのだろう。
人は欲望の塊だから、他人を蹴落としてでも金持ちや名誉を得て成功したいと願う。
やり甲斐のある仕事をしたい、夢を実現したいと思う気持ちもその一端だと思う。
しかし、そうした自分のためだけの目的は、人が生きる最終目的にはなり得ない。
自分の存在を証明すること、そのためには他人への「アテンション」が最も重要だ。

大金持ちで、なんでも自由になり、人もうらやむ様な生活ができるけど、
無人島に一人で住んでいる人生。
一方、生活は貧しいが、多くの人に囲まれて生きている人生。
どちらが、幸せだろう?

GPT

GPTとは、ジェネラルパーパス・テクノロジーの略だ。
「日本の停滞を打破する究極手段」という副題で
早稲田大学院の野口悠紀雄教授とアスキー総合研究所所長の遠藤諭氏
の共著により本が出版されている。
GPTを邦訳すると「一般目的技術、汎用技術」となる。
各産業で横断的に使用され、さまざまな用途に使用しうる技術のこと。
我々が仕事として携わっているITは、このGPTにあたるそうだ。

IT以前のGPTの具体例としては、電力・電気や内燃機関、蒸気機関、
鉄道、自動車などがその例とされる。
経済史家ポール・デイビットによると、
GPTは経済活動に不連続的な大変化をもたらす。
その変化は、一国全体、あるいは地球全体という広がりをもつ。
しかし、その反面、その利用には社会的なインフラが整備される必要が
あるので、効果が現れるまでに時間がかかるそうだ。
したがって、その導入時期には、
GTPが社会経済に及ぼす影響は正しく評価されない。
確かに、海外や日本で起こったネットバブルを見ていると
その通りだと思う。
もともと、小生はITは単なるツールだと考えている。
したがって、本来それ自体がビジネスモデルになることはありえない。
ネットバブル期だけでなく、最近でもIT自体が、
新しいビジネスモデルであるかのような誤解が残っているように思う。
ちょっとしたアイデアでウェブサイトを立ち上げたら、
たまたまアクセス数があがり人気のサイトになり、世間から持てはやされて
IPOしたり、必要以上の資金が集まってしまうケースが多い。
しかし、そうした潮流に乗ってIPOした結果、
いつの間にかサイトの人気もなくなり、
新しいアイデアもなかなか出てこず、苦労している会社も多い。
ITはまだまだ黎明期なので、日進月歩で新しい技術やアイデアが
生み出されている。
消費者は新しいものには直ぐに飛びつき、そして直ぐに飽きてしまうので
なかなか長期間人気を維持することは難しい。
ましてや、ITのおかげで、消費者はマスコミ以外に
情報収集する有力な手段を得た。
その分、消費者の選択肢も大きく広がっているわけで、
そうした消費者を長く惹きつけておくには相当の努力が必要だ。
一方で、メールやEC、Web予約といった汎用的な機能は、
携帯やゲーム機の普及によってますますその裾野を広げつつある。

この本の指摘の通り、ITがGPTだとすれば、
その周辺ビジネスも含めれば、きっと大きな産業になる。
したがって、当社のような受託ビジネスはなくならなし、
ITの新しい活用方法やアイデアが増えれば増えるほど
当社の仕事も増えてゆくのではないかと期待している。
いわゆる「風が吹けば桶屋が儲かる」的な発想だが、
基幹産業を支える会社になれれば良いと思う。

なお、余談だが、この本によると日本は欧米に比べ、
このITには適合できない組織らしい。
日本型組織=年功序列では、ITにあまり理解のない
年寄りの経営者が企業を牛耳っている限り、
ITを積極的に経営にとりいれようという発想にならないからだそうだ。
GPTは組織や社会の構造と密接な関係があり、
ある種の組織では、ある種のGPTとは不適合である。
社会組織に大きな変革がないとGPTを導入できないというのが
この本の趣旨だ。

感謝状

感謝状.JPG

先日日本レジストリサービス(JPRS)社より、当社に感謝状を頂いた。
JPドメイン100万件を超えたということで、
指定事業者である当社もそれに貢献したということがその理由だ。
とは言え、当社が扱っているドメインは少なく、
貢献といっても、ほんの一端を担ったということにしか過ぎない。
ただ、兄弟会社である会社から指定事業者の権利を引き継いで、
既に5年くらい経つし、兄弟会社の時代から数えると
10年近くドメイン取得の業務に携わっている。
そうおいう意味では、指定事業者の中でも中堅にあたるかもしれない。
当時は会社で使用するドメインというとco.jpcomが主流であったが、
近年はjpドメインが定着し、co.jpよりも文字数が少ない分、
第三者に覚えてもらいたいということで、主流になっている。
また、co.jpドメインは1社1個しか取得できず、
法人格をもっていることが前提なので帝国データバンクの会社コードが必要
だったりして取得手続きが面倒なことに比べ、
jpドメインは個人でも気軽に何個でも取得できる点も登録数増加に寄与しているようだ。
当社も最近顧客に奨めるのは殆どjpドメインだ。
昔はドメイン名を顧客に説明するのに苦労したが、
最近ではドメインという言葉も定着してきたように思う。
という訳で、jpドメインが100万件という数を短期間で達成できた理由は、
このドメインの持つ特性や外的な環境変化によるところが大きく、
決して当社が率先して普及させた訳では全くないのだが、
何にせよ、感謝状や表彰状をもらえるのは嬉しいものだ。

バランスセラピー学の言葉たち

またまた「心を癒す技術」からの抜粋。
小生自身への反省も含め、チームとしての仕事のやり方を
模索している弊社のスタッフにぜひ読んで欲しい!

●自分の正しさは、他人には通用しないということ。人にはひとそれぞれの正しさがあるのです。

●悩みが多い人は求めていることも多い。求めることを減らせば悩みも減ってゆく。

●解決できない問題を横に置きながら、問題の中でも生きていける自分をつくりあげていく。

●問題の答えは必ず自分の中に存在している。この答えを他へ求めてしまうとおのずと行き詰まる。

●相手を変えるのではなく、今のままの相手でも関われる自分自身を得ることである。関わりとは相手に求めることではない。

●競争にいかなる勝者も存在しない。勝者はいずれ敗者となる。敗者も勝者もない。すなわち人生は競争ではなく、共存であることを知る。

●困難に出会ったときに考えることは、これ以上悪くならないということと、必ず解決されるという二点である。

●言葉が変われば考え方が変わり、考え方が変われば心が変わる。心が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人格が高まっていく。

●愛を育てるということは、自分自身を育てるということである。関わりの中心は自分自身である。自分を見失わないことを知らなければならない。

想像力

仕事には想像力が必要だ。
特にネットでのコミュニケーションが主流となっている昨今、
この想像力がこれまで以上に要求されるようになった。
対面でコミュニケーションが出来ていれば、相手の顔色を見て、
だいたい何を考えているかが想像でき、その対応策も比較的容易に出来た。
しかし、メールでのやりとりでは、それを掴むのはかなり大変だ。
前後のメールのやりとりや、メールの文章の雰囲気で掴むしかない。
ただ、もし自分が相手と同じ立場で、メールを出した意味を考えてみると、
意外に解を見つけるのが早いかもしれない。
一番簡単な例が、"メールをもらったら、直ぐに何らかの返事を出す"
というメールの基本的なマナーだ。
電話であれば、相手がその場にいるので言いたいことは伝わっているが、
メールだと相手がその内容を見ているのかどうかさえわかならない。
メールを直ぐに返さない理由として、ちゃんと考えをまとめたり、
依頼された事項を完了させてから返事を出せば良いと考えている人が結構いる。
しかし、もし自分が相手の立場であれば、そうしたアクションをする前に
まずメールをちゃんと見てくれたかどうかを気にするはずだ。
だから、とりあえずメールを見たら、直ぐに回答ができなくても
「メール拝見しました。別途お返事致します。」といった内容でも良いから
返事をしておくべきだと思う。
きっと相手も、いちいち返事しなくて良いよとは思わないはずだ。
こうしたことは、相手の立場になれば容易に想像できることだと思う。
また、小生はスタッフに良く、「その計画のプランBは?」と聞く。
物事なかなか思い通りに進まないことが多い。
特に複数のスタッフが関わっているとか、顧客都合などの要素が加わると
計画通りに進む可能性が低くなる。
物事が計画通りに進まなくなった場合、予めプランBやCを用意しておくと
落ち着いて対応できるし、ミスも少ない。
このプランB、Cを考えることも想像力だと思う。
日々仕事に追われていると、なかなかこうした想像力を働かせることができず、
表層の出来事だけから判断してしまうことが多い。
ただ机にかじりついていてもなかなか想像力を働かせることが出来ないので、
会議室にこもって少し考えたり、ベランダで考えたり場所を変えることにより
気分転換を図り、想像力を働かせて欲しいと思う。

1日の成果

小生、出社してまず最初に行うことは、
今日1日にやるべきことをメモに書き出すことだ。
項目は提案書の提出といった重要な事から、
誰々に電話するといった細かい事まで全て書き出す。
ただ、そこで考えても出てこないこともあるので、
気づいたときに自分宛にメールを出しておき、それらのメールを見ることにより
メモの内容を充実させている。
今日新たに増えたタスクはその都度、そのメモに書き足す。
そして、一つ一つの項目が完了すると、その項目を消し込む。
今日出来なった項目が残ってしまった場合は、そのメモを翌日に繰り越す。
この習慣は最近年のせいで物事をすぐ忘れてしまうために行っていることも
あるが、若いスタッフにもお勧めの方法だ。
その理由は、着実に1日の成果が検証でき、タスクの棚卸が容易に出来るからだ。
1日を振り返った際に、プロジェクトの節目のように明確に成果を検証できるものは良いが、
雑務的な仕事は、細かいので記憶に残らず、1日の成果として認識しずらい。
でも、そうした細かい作業もプロジェクトを進める上で重要なことであり、
その積み重ねがプロジェクトの成功に繋がることが多い。
1日1日なんとなく仕事が終わるというよりは、
一つ一つのタスクを消しこむことにより仕事の充実感も得られる。
若いスタッフは、出社するのもぎりぎりだし、
出社するとすぐにPCを立ち上げ、目先の仕事に取りかかってしまう。
それでは、漫然と仕事をしていることも多いし、
仕事の優先度も理解できない。
始業の10分前でも5分でも早く出社して、今日1日にやるべきことを書き出す
こういう仕事の習慣を付けることをお勧めする。

左団扇は無い!?

昨夜、友人の店に行って、その友人と少し真面目な話をした。
その友人は、この8月に2号店を出そうとしている。
4年前に独立して今の店を始めてから、
いろいろ苦労はあっただろうけど、お店は大変繁盛している。
昨夜のように週末は、予約しないと席がとれないくらいだ。
ただ、現段階ではオーナー兼店長なので、よくも悪くも
彼が全てを仕切らなければならず、家庭もずっと犠牲にしてきたはずだ。
これが、2号店、3号店という形で展開すると飲食業も
他のビジネス同様、経営というステージに進むことになり、
より発展した形になり、成功すれば余裕も出てくるのだと思う。
そういう大切な時期に、最近右腕となるスタッフに辞められてしまったそうだ。
おそらくその彼をどちらかの店の店長として、2号店展開を想定していたはずで
友人にとっては大変な試練に立たされてしまったのではないかと思う。
そこで、彼から出てきた言葉が、
いつまでたっても左団扇は無いよ」、常に試練と努力の積み重ねだねということ。
実は、当社も先を見越して社員を増やしたにもかかわらず
四半期の決算は前年から大きく落ち込んでしまって悩んでいるところ
だったので、その言葉に大変共感した。
当社はおかげさまでここ数年は利益を出せ、スタッフの給与も少しづつではあるが、
げることができている。
ただ、売上は思ったほど伸びず、このままでは次のステップに行けないと考え、
今年は目標をかなり大きめにして、スタッフも増強した。
また、昨年からはチームを設置し、組織として仕事をするよう心がけている。
小生もまさに、その友人と同じで、それまでプレーヤー兼経営者という
ステージから経営中心に切り替え、会社をステップアップさせる時期にある。
在はスタッフのおかげで、自分自身が個々の案件に直接かかわるということが
なくなり、時間的には多少余裕ができたが、その分精神的なプレッシャーは増えている。
経営は立ち止まることができないので仕方ないが、
やはり常に新しい試練と忍耐の連続だ。
ちなみに、下記が友人のお店。

http://www.nostalgie-group.com/nostalgie/

 

愛のある仕事をしよう!

仕事ができる、できないはどのような観点から判断するのか?
また、頭が良い、悪いの判断は?
いくら仕事は早く、能力が高くてもそれが独りよがりの自己満足であっては意味が無い。
一方、仕事が遅く、スキル的には低くても、顧客に愛される人がいる。
小生がサラリーマンをやめて、会社経営を行なう立場になってから
様々な経営者と知り合った。
そこで、感じたことは良い経営者とその経営者の学歴は殆ど関係無いということ。
むしろ、高学歴な人の方が独りよがりな考えの人が多く、
学歴は低くても、早くから独立して苦労をされた方の方が魅力的な経営者が多い。
思うに、その違いは「仕事」に「愛」があるかないかだと思う。
これは単に自分の仕事を愛するということだけではなく、
相手の気持ちをどこまで、相手の立場になって考えられるか
そこに「愛」がどれくらいあるかだと思う。
真に頭の良い人は、常に最大限の想像力を働かせて
相手のことを考え、相手の気持ちになって物事を考えることができる。
そのことが出来る人は、お客様に対して的を得た良い提案ができるし、
依頼された仕事に対して100%に近い対応が出来る。
そうして、お客様の信頼を得ることが出来る。
このことは、お客様との関係だけでなく、
パートナーや同僚に対しても同じことが言える。
良い仕事を実現するには、共に働く
パートナーや同僚の信頼を得ることが大前提だからだ。
優れた技術を持ったり、輝かしい実績がある会社よりも
どんなに小さな仕事でも、こうした信頼を得られる会社にしたい。
だから、当社のスタッフには常に「愛のある仕事をしよう!」と言っている。
自分の存在意義は、自分を頼りにしてくれる人々がいるから存在する。
無人島で一人でいくら裕福な暮らしをしても、むなしいだけだ。
仕事を通して、自分の存在意義を高められるような仕事の仕方をして欲しいと考えている。
実践することは、なかなか簡単なことではないが・・・

所得倍増計画

会社のビジョンとは言えないかも知れないが、
会社のモットーとして小生がスタッフによく言っていることはある。
一つは、「所得倍増計画」、もうひとつは「愛のある仕事をしよう
ということだ。
「所得倍増計画」とは、小生と同年代以上の人には昔懐かしい言葉だと思うが、
田中角栄元首相がスローガンとして掲げていた言葉である。
当時は高度成長期の真っ只中で、日本列島改造論などの言葉とともに
田中角栄元首相のカリスマ性のもと国民皆が豊かな生活を目指し活気付いていた。
読んで字の如く、国民所得を倍増させるという計画である。

小生の唱える「所得倍増計画」の意味は田中元首相のそれとは若干異なるが
基本的には文字通りの意味だ。
当社に入社した人は、せっかくベンチャー企業に来たのだから、
短期間で給与を倍にするよう互いに頑張ろうという趣旨である。

企業の根本原理は、収益を上げることにあるので、
スタッフ皆が自分の給与を上げるよう努力すれば会社の収益も
必然的に上がるというわけだ。

もちろん、そのことだけが目的になってしまうと
昨今のホリエモンや村上ファンドのようになってしまうので良くない。
しかし、ある程度の生活を求めることは必要だし、
せっかく大企業を選ばずあえて小さな会社に勤めているのだから
大企業で働く以上の給与は得てほしい。
小さな会社には大企業よりも将来に対する不安が大きいという面もある。
そのリスクを考えても、給与は多いに越したことは無い。

しかし、困ったことに最近の若者にはこの「所得倍増計画」があまり響かないようだ。
ある程度稼げれば、それ以上稼ぐ努力をするよりは、もっと楽しいこと
興味のあること、あるいはプライベートの方に時間を費やしたいと考える人が多い。
もちろん、会社としてはスタッフにもっと仕事を楽しんで欲しいし、
プライベートも充実して欲しい。
しかし、まだまだそういう余裕が無く、がむしゃらに会社を
伸ばして行かなければならない時期なので、なかなかそうした要望に応えるのが難しい。
せめて給与だけでも上げてゆきたいと考えるが、
それがモチベーションに繋がらないから厄介だ。
最近若者が車を買わなくなっており、小生がサラリーマンをしていたいわゆる「ヤンエグ」
時代には良い車を買って、女性に持てたいという欲求が仕事のモチベーション
になっていたが、今は違うらしい。
しかし、最近の若者はパソコンや液晶テレビなどに消費の趣向が変わってきただけで、
決して物欲がなくなっているとは思えないのだが・・・

一方、給与が高くなるということは、そのスタッフの付加価値が上がるということでもある。
付加価値を上げるためには、上司から評価されることと
顧客から評価されることである。
評価されるためには、常に仕事の仕方を見直し、ステージアップして行く必要がある。
企業も人もビジネスの世界では立ち止まってはいけない、
前に進み続けないとそのうち滅びてゆくだけだ。
当社では半期に一度、スタッフ皆で合宿を行い半年間の総括と次の半年間の計画を立てる。
そこで、会社の進歩と個人の進歩を確認できる。
また、人間同じことをずっとやっていると飽きるので、
ある程度今の仕事を見極めたら、次のステージに移った方が良いと思っている。

顧客からの評価されることはイコール、プロして認められることでもある。
小生は当社のスタッフには皆、プロになって欲しいと思っている。
プロになれば、他の会社に移っても、あるいは独立してもやって行ける。
スタッフには願わくはずっとこの会社で勤めてもらい、
ゆくゆくは会社経営にも携わってもらいたいと考えているが、
皆がそうなるとは限らない。
そうした時に、当社で培ったノウハウやスキルを外でも使えるよう
井の中の蛙にならぬよう、自分自身のために日々の仕事を頑張ってもらいたい。
給与はある意味では成績表でもある。
お金にそれほど執着は無くとも、自分のプロとしての成績を上げることに
欲を持ってもらいたいものである。

次回は、くさい言葉だけど
「愛のある仕事をしよう」について書いてみたい。

ビジョンが無い!?

当社には、いわゆるビジョンがないと良く言われる。
世の中の役に立つ商品やサービスを提供する
自社の製品やサービスでオンリーワンの企業になる
など、誰にでもわかりやすいビジョンが当社にもあれ良いのだが、
残念ながらそうしたビジョンが作れていない。

これは、小生がこのためにこの会社をやりたいという
アイデアがあって始めた会社ではないからかもしれない。

でも、当社の設立時には実はこの会社を作るきっかけとなったアイデアはあった。
当時ITバブルの真っ最中で、当社の会長と取締役の加納さんがお知り合いになり、
意気投合する中でITの会社を作りたいという話になった。
その時に、加納さんの頭の中に、小生のことが最初からあったかどうかはわからないが、
加納さんからその会社の社長をやらないかという打診が小生にあった。

小生もネットは、将来電気や水道と同じような社会インフラになるであろう予感は
あったし、実は富士通時代にネットの黎明期に少しその技術に触れた経験もあり、
漠然とではあったが、ネットに関係する仕事をもう一度してみたいという気持ちがあった。
小生から見れば5歳以上後輩の人たちがネットの寵児になっており、
どこか取り残された感があったことも否めない。

そこで、この加納さんからのオファーを真面目に考えてみた。
ネットを使ったサービスベンチャー企業を立ち上げる、
さてどのようなサービスが良いか。
当時ネットは大手企業ではかなり使われてきていたが、
中小企業ではまだまだ普及していなかった。
なぜ普及していないかと言えば、もちろんインフラがナローバンドであった
という環境の問題もあるが、まだその当時はEメール以外は殆ど使う必要がなかった。
使わなくても実生活や仕事に全く影響がなかったためである。
そこで、こうした中小企業にネットを普及させるためにどうすれば良いかと考えた時に
思いついたのが、経理ソフトのASPサービスであった。
どんなに小さな企業でも、経理だけはなんらかの形でやっており、
特に弥生会計などのパッケージソフトを使っている会社は多い。
このどの企業でもニーズのある経理ソフトをネットで提供できないかと考えた訳である。
パッケージソフトでは、随時変更になる税制などの変更に対しいちいちソフトメーカーから
配布されるCDをインストールしてバージョンアップしなければならない、
会計事務所と同じソフトを使っているにもかかわらずファイルのやり取りは宅急便
といった不自由さもネットで解決できる。
ただし、会計ソフトを一から作成することは非常に困難で、
かつそのソフトを普及させるためには、会計事務所という閉鎖的なネットワークに
受け入れられなければならないなど高いハードドルがあった。
このため、会社設立前にかなり事前調査を行ったが、
結果的にはある程度見切り発車で会社を設立した。
このため、当社の開設時の社名は、
株式会社デジタル・アカウンティング・システム」になっている。
その後ある方からアイデアを頂き、
もう少し汎用的で呼びやすい社名「イー・サポート」にした。
裏話だが、この社名は非常に「べた」なので、
まさか千代田区でこの社名で登記できるとは思ってなかった。
今でもこ名前で登記できたことはかなり奇跡的だったと思っている。
ちなみに、イーサポート=良いサポートという駄洒落の要素も入っている(笑)

途中いろいろあって当初の目的であった会計のASPは諦めて、
現在は受託開発がメイン事業になっている。
結果的ではあるが、会計ASPに拘らずその都度社内で方向性を相談しながら
進めてきたことが、スタッフ皆で事業を考えるというスタンスが
面白い会社になってきているのではないかと思う。
スタッフには怒られるかもしれないが、
会社のビジョンは皆で考えるものだと思っている。

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